きょうだいげんかをした時の対応方法は?
きょうだいげんかの対応は親も精神的にも体力的にも大変ですよね。しかし子どもにとっては社会性を身につける練習になり、我慢や競争を学ぶ機会になるなど良い面もあり、必ずしも悪いものではありません。
きょうだいげんかは避けることが難しいので、あらかじめルールを作っておくことが大事です。特に、怪我に繋がるような暴力や攻撃はしないことを日常的に教えておくことは重要です。
仲裁時は「勝敗をつけないこと」がポイントです。「どちらが悪い、どちらをフォローすべき」ということを考えずに向き合い、きょうだいのコミュニケーションを助ける働きかけを行いましょう。たとえば、お互いに「どうしたの?」「どんなことを思っているの?」と確認し、それを相手に「こんな風に思っているんだって」と伝える手助けをすることでお互いに気持ちを伝え、理解し合うことを促します。また、「悔しかったんだね。」「悲しかったね。」など、感情を言語化することは子どものボキャブラリーを増やし、言葉で表現する力を育みます。
逆に、一方ばかりをフォローしたり、特定の子どもばかりを叱ってしまうということも起こりがちですが、それには注意が必要です。上の子は特に力が強かったり、できることが増えているため注意や指導をすることが多くなったりするかもしれませんが、気付いたときにはできている部分を褒めたり、「我慢できてえらかったね。」などのポジティブな言葉がけをすることで自尊心が育まれます。
松島町の子育て支援センターでは、保健師、保育士などの子育てに関する専門スタッフがおりますので、育児に関する心配事やお悩みなど、何でもお気軽にご相談ください。