子どもが気を付けた方がよい食べ物って?
大人が食べているものを見て、子どもに「私も食べたい!」と言われ、そういえば何歳になったら食べてもいいの?と迷うこともありますよね。もうそろそろ食べられるのでは…と思っても注意が必要な食べ物がありますので、お子さんの成長に合わせて食べ物をあげるようにしましょう。
【気を付けたい食べ物】
▼ハチミツ
1歳未満の赤ちゃんが食べると、乳児ボツリヌス症にかかることがあります。ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の過熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんにはハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などを与えないよう注意しましょう。
▼刺身や魚卵
3歳くらいになると胃腸が生ものを消化できるようになってくるので、お刺身やいくらなどの魚卵が食べられるようになるのは3歳頃からと言われています。
まずは体調の良いときに新鮮なものを少量ずつ与えて様子を見るようにしましょう。
魚卵は1歳~3歳頃のアレルギー発症が多いので、少量ずつ注意しながら与えましょう。
▼辛いものなど刺激物
まだ小さいうちはお腹が弱いので、辛い物など刺激の強い食べ物は与えないようにしましょう。
【誤飲に注意したい食べ物】
▼うずらの卵、ぶどう、ミニトマト、豆など
つるんと喉の奥に入っていきやすい食材は、あらかじめ小さく切ってから与えるようにしましょう。未就学児は特に注意が必要です。
▼ナッツ類、餅、ゼリーなど
5歳未満はナッツ類、餅、ゼリーの誤飲にも注意が必要です。
硬くてかみ砕く必要のあるナッツ類などは誤飲しやすく危険なので食べさせないようにしましょう。節分の豆も同様です。また、小さく砕いた場合でも、気管に入り込んでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。
餅はよく噛んで飲み込むことができるようになって、「少しずつよく噛んで食べようね」などの親の話を理解し指示に従うことができるようになってから与えましょう。飲み込む力が十分に発達していない子どもは、ゼリーも誤って喉に詰まらせることがあるので注意が必要です。
未就学児など小さな子どもは、思わぬ食べ物がのどに詰まったり、まだ体が未熟でアレルギーや食中毒のリスクがあったりします。食事を楽しむためにも、大人がしっかり見ていてあげるようにしましょう。